YOHJI YAMAMOTO THE MEN 4.1 2010 TOKYO
ヨウザーにも春が
このポンチョの黒ギャバが製品化されたら、
ヨウザーは一撃です。完売間違いありません。
この春夏は、ヨウザーにとって大変厳しいシーズンになると予想されていました。以前も報告したようにコレクションが開催されなかったため、どのような服がいつ頃店頭に出るのかほとんど分からない状態でした。いつもなら、半年前の寒いまっただ中、来春のスタイルや気分を先取って服を購入し、誰よりも4月の到来を待ちわびていました。
長年ヨウザーをして来た者にとってこんな辛い春夏はありませんでした、と言いたいところなのですが、意外と杞憂に終わったようです。1月にホームページに掲載された写真から数点とレザーのサルエルパンツを購入し、担当者お勧めのレザーブーツを2月に、麻素材の千鳥のセットアップスーツを5月に購入したら予算オーバーになってしまいました。
「こんなんならコレクションがなくてもいいかな。」と思っていた矢先の3月中旬、突然ヨウジのショップ担当者から「長嶋さん、4月1日に上京する予定はありませんか。東京で秋冬のコレクションをするので、来られるならチケットを用意しますが。」と連絡が入りました。一度パリコレを経験してみたいと思っていたし、札幌で開かれた苗穂のコレクションでは朝早くから並んだにも関わらずチケットを購入できなかったので(妻が旭川の1番電車で札幌に買いに行きました)、今だからこそ言えるのですが相当悩みました。約20年ぶりの東京コレクション、ヨウジヤマモトは会社再建中で次回があるや否や、かたや平日の木曜日でクリニックの予約は10人程度入っているし、翌日も平日です。思案したあげく、今回は時間的余裕がなかったので断腸の思いで断念しました。
いみじくも、4月1日、エープリルフールの日に東京コレクションが無事開かれました。エープリルフールにあえて開催したというのが耀司さんらしいエスプリなのでしょう、錚々たる面々がモデルとして参加し盛大に終わったようです。コレクション時のショットを見るにつけ、水野晴雄さんではありませんが「いやー、コレクションって本当にいいですね。」、改めてヨウジヤマモトにはコレクションが必須であることを理解しました。モデルにポーズを取らせ取った写真と、コレクションで歩いている姿を取ったショットでは全く違います。光の加減もそうですが、モデルが着て歩いている写真にはヨウジヤマモトが得意とするドレープやカッティングが見事に写し出されています。ここのブランドは、人が着て初めて完成する服作りをしている、ということを改めて感じました。
「冬着たりなば春遠からじ」、秋冬の東京コレクションに引き続き、いよいよ来春夏のコレクションでパリに復帰するようです。先ずはおめでとう、とヨウジヤマモトのスタッフに、そして、これからも一緒に頑張りましょう、とヨウザーの皆様に。
好きな俳優の一人、加藤雅也さんです、圧巻です。
このストール、安く商品化されたらこれも完売でしょう。